エキス

ノコギリヤシの含有量

英語名「ソーパルメット」と呼ばれるノコギリヤシは、4メートルほどの低木の植物で男性の前立せん肥大の症状に良い効果があったり、最近では育毛に効果があるとして知られるようになってきました。
日本では自生していないので、ほとんどがサプリメントで摂取することになります。含有量はどのくらいあるのでしょうか。

ノコギリヤシが泌尿器などの健康に良いとされているのは、果実に含まれている植物ステロールという栄養が大きく関係しています。
植物ステロールは、コレステロールに分子構造が大変良く似ています。
コレステロールは脂分に良く溶け、通常は腸から半分ほどの割合で吸収されますが、植物ステロールは脂に溶けないという性質があります。

そのため植物コレステロールを摂取しておくと、脂に溶けたコレステロールにくっついて体外に一緒に排出されるはたらきがあります。
つまり血液がどろどろになる原因のひとつである、コレステロールの値が下がり血液の状態が良くなるという効果があるのです。
植物ステロールを摂取すると、悪玉コレステロールが低下すると言われています。
1日に200ミリグラムから300ミリグラムほど摂取するのが望ましいとされています。

また植物ステロールは、前立せん肥大の患者の症状を緩和するという効果が確認されています。
前立せん肥大の症状として良く見られる、残尿感や頻尿といった排尿に関するトラブルを軽減したりする効果や炎症を抑えたりするはたらきが確認されています。
ドイツなどではノコギリヤシエキスは前立せん肥大の患者への医薬品として認可されています。

前立せん肥大患者が症状を緩和する目的で摂取する場合には、1日に25ミリグラムから250ミリぐらいが適量だとされています。

現在日本ではノコギリヤシの果実そのものを食べたり、調理をして食べるということはほとんどありませんので、果実エキスを抽出したサプリメントで摂取することがほとんどです。
副作用はないとされているものの、サプリメントに記載されている1日の適正量を守って摂取するようにこころがけましょう。